「宇宙スタートアップの拠点に」福岡市がQPS研究所に4階建てビルを一棟貸し 小型衛星の開発・研究を支援
福岡市は、小型衛星の開発・研究を行う企業に市の施設を一棟貸しし、支援することを決めました。
■福岡市・高島市長
「宇宙から災害被害をいち早く捕捉する、そんな宇宙スタートアップの拠点が福岡市に誕生し ます。」
福岡市は、小型衛星の開発・研究を行う福岡市の企業・QPS研究所に施設の一棟貸しを決めました。
QPS研究所は、悪天候や夜間でも観測できる特殊なレーダーを搭載した小型衛星を開発している企業で、能登半島地震の際にも被災エリアを実際に観測し、土砂崩れなどのデータが活用されています。
施設は、福岡市早良区百道浜の4階建てのビルで貸し出し期間は10年間です。
将来的には、36機の小型SAR衛星を打ち上げることを目指していて、福岡市の高島市長は「世界に羽ばたいていくロールモデルになってくれるのではないかと期待している」としています。