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【ロックの日】「泥棒が嫌がるのは時間がかかること」5分間耐えられるCP錠 割れないガラス 住宅での窃盗被害を防ぐ 福岡

2024年6月9日 6:30
【ロックの日】「泥棒が嫌がるのは時間がかかること」5分間耐えられるCP錠 割れないガラス 住宅での窃盗被害を防ぐ 福岡
6月9日はロックの日

6月9日は語呂合わせで「ロックの日」です。住宅を狙った窃盗事件の半数はカギの閉め忘れなどの「無施錠」、次いでガラスを割って侵入されるケースが多いといいます。強盗事件にまで発展してしまう例もあり、警察は開けるのに時間がかかる「CP錠」などの活用を呼びかけています。

■呼びかけ
「ロックの日ということで、施錠の徹底を呼びかけています。侵入がかなり多くなっているので、家に帰って施錠の徹底をよろしくお願いします。」

JR博多駅前で啓発活動を行ったのは、警察や日本ロックセキュリティ協同組合などおよそ20人です。

道行く人にチラシを配り、玄関ドアや勝手口のダブルロックや、ピッキング対策が施された防犯性の高いCP錠の設置など防犯を呼びかけました。

このキャンペーンは、6月9日の「ロックの日」に合わせて、2006年から全国で行なわれています。

福岡県警によりますと、県内の住宅を狙った窃盗事件はことし4月末までに323件と、去年の同じ時期に比べて13件増えているということです。

このうち半分はカギの閉め忘れなどの無施錠で、次いで、ガラスを割って侵入される被害が3割となっています。中には窃盗にとどまらず強盗事件に発展するケースもあるということです。

こうした住宅侵入による犯罪を未然に防ぐ技術は、進化しています。

男性がバールで何度たたいてもヒビが広がるだけで“割れない”ガラス。警備会社大手「セコム」が20年ぶりに開発した防犯ガラスです。従来のものと比べ強度はおよそ5倍で、開発のきっかけは全国で相次いだ集団による強盗事件だったといいます。

防犯ガラスの問い合わせは、前の年のおよそ7倍に増えたということです。

こうした技術が進歩する一方で、警察は基本に立ち返ることも大切と話します。

■福岡県警 犯罪抑止対策室・紫村幸輝室長
「ちょっとした外出でも、しっかりカギをかけていただきたい。泥棒が嫌がるのは時間がかかること。キャンペーンで紹介したCP錠は5分間、泥棒からの侵入に耐えることができると認められた商品です。可能な限り、CPマークのついた製品を使っていただきたい。」

命や大切な財産を守るために。身の回りでできる対策について、見直す機会にしてはいかがでしょうか。

※FBS福岡放送めんたいワイド2024年6月7日午後5時すぎ放送