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ふるさと納税「偽サイト」の特徴は?「振り込んだが自治体に寄付されていなかった」警察が注意を呼びかけ

2024年12月5日 17:39
ふるさと納税「偽サイト」の特徴は?「振り込んだが自治体に寄付されていなかった」警察が注意を呼びかけ

年末の駆け込みでの寄付が見込まれる「ふるさと納税」についてお伝えします。「ふるさと納税」のサイトを装い、寄付金をだまし取る「偽サイト」が存在し、警察が注意を呼びかけています。

お肉や日用品まで。ふるさと納税は実質負担2000円で、自治体から地元の特産品などが返礼品としてもらえる制度です。

■街の人
「(受け取った返礼品は)ホタテとエビのギョーザです。結構、満足度高かったですね。おいしかったですし、量もいっぱい入っていたので。」
「生活用品が買えたらいいかなと思っています。今、物価が上昇しているじゃないですか。少しでも抑えられたら。」

総務省によりますと、ふるさと納税は2023年度およそ1000万人が利用し、寄付総額は1兆1000億円を超えました。

年末が近づくにつれて駆け込みでの寄付が見込まれるなか、ことし、国民生活センターにはこんな相談が寄せられています。

『指定された口座に4万円を振り込んだが、自治体に確認したら寄付されていなかった』
『2週間たっても商品が届かず、メールも返信がない』

原因とみられているのが、ふるさと納税の“偽サイト”の存在です。

■加藤雅大記者
「こちら、偽物と指摘されているサイトです。返礼品のようなものが多く並んでいます。」

返礼品は、北海道のソフトクリームから福岡県のあまおうアイスまで。購入画面には寄付金を何に使うか指定する欄もあり、まるで正規のサイトのようです。

また、値段に注目すると、ほとんどの商品で値引きの表示があります。こうした値引き表示に飛びつき、クレジットカードなどで振り込み、金をだまし取られるケースがあるということです。もちろん、返礼品は届きません。

警察は「ふるさと納税に割引や値引きはなく、利用する際は正規のサイトであることを確認してほしい」と注意を呼びかけています。

被害に遭わないため、ふるさと納税の“偽サイト”の主な特徴を確認していきましょう。

1つ目は、返礼品の割引や値引きが表示されていると、“偽サイト”の可能性があります。

2つ目は、振込先が個人名義の口座であること。

3つ目は、事業者の住所や電話番号の記載がないこと。これらも“偽サイト”の特徴です。

「数量限定」「期間限定」などを宣伝文句に、振り込みを急がせるケースも多いということで注意が必要です。

最終更新日:2024年12月5日 18:06