【6月は環境月間】地球に優しい行動でポイ活「エコふぁみ」とは 飲食店でアプリ提示でサービスも 福岡
6月は環境月間です。脱プラスチックや省エネ、フードロスの削減など、地球環境を守るための啓発が全国各地で進められます。福岡県は、県民が地球に優しい行動をとることで、さまざまなサービスを受けられる取り組みを進めています。
3日午後、JR博多駅前の広場では、環境月間のスタートを告げる福岡県主催のキックオフイベントが行われました。
展示されている新聞は、環境保全を学ぶ県内の子どもたちが制作したものです。規格外の野菜など、捨てられがちな食品をおいしく食べようと訴えています。
家で取り組んでいることを街の人に聞きました。
■街の人
「生ゴミは捨てずに堆肥にするとか、油ものは拭いてから洗うとか。」
「買い物とかでエコバックを積極的に使っている。」
イベントではエコバッグも配布され、省エネや自然環境の保全などを生活の中で考えてほしいと呼びかけました。
■阿部まみフィールドキャスター
「こうしたキックオフイベントに参加すると、このアプリにポイントがたまります。これで エコな取り組みに参加したことになります。」
「九州エコファミリー応援アプリ」、通称「エコふぁみ」。省エネや資源を守る活動など、自分の取り組みを記録するとポイントが貯まり、協賛企業からさまざまな特典が受けられる仕組みです。
このアプリを開発したのは福岡県です。
毎月分の電気代やガス代を打ち込むことで、月ごとの使用量がグラフで出るほか、前の年との比較も一目で確認することができます。
■福岡県 環境保全課・谷口祥一さん
「昨年の自分との比較をして使いすぎているかチェックしながら、自分の生活がどうだったのか見直しに活用してもらえれば。」
「エコふぁみ」に協賛しているこちらの飲食店では、来店すると20ポイント貯まります。
自慢は博多和牛100%のハンバーグですが、地元野菜を使ったサラダの提供に“エコな工夫”があります。
■阿部フィールドキャスター
「食べ残しがないように、容器が3種類、小・中・大でサラダの量が全く違います。」
サイズを細かく分けることでフードロスの削減につなげています。
さらにテイクアウト用の入れ物にもこだわりがあり、サトウキビやトウモロコシで作った容器や紙のストローで、脱プラスチックを実践しています。
■となりのグリル・古賀広宣 代表
「こういうことは一人一人の取り組み次第。私たちも小さいことだが少しずつ取り組みたい。」
エコに取り組む飲食店を応援したり、日々の電気料金を見直したり。一人一人の小さな取り組みが環境を守ることにつながります。
福岡県の公式アプリ「エコふぁみ」にはさまざまな特典があります。
協賛店でアプリを提示すると、ポイントが付いたり割引やドリンク無料のサービスを受けたりすることができます。
また、200ポイント貯まれば、協賛企業のプレゼントが当たる抽選に参加することができます。
例えば、うどん店や焼き肉店を展開するウエストでは1000円分の食事券が、西鉄ではオープントップバスの乗車引換券と記念品が抽選であたります。
詳しくは「エコふぁみ 協賛企業」で検索してください。