高齢の入所者に平手打ちや髪をつかんで引き上げる暴行の疑い　介護士の女「身に覚えがありません」

福岡市西区の老人ホームで入所者の女性2人に暴行を加えたとして、54歳の介護士の女が逮捕されました。女は「身に覚えがない」と容疑を否認しています。

■山本竜誠記者
「事件が起きたのは、こちらの老人ホームです。当時働いていた女は、高齢女性2人に対し平手打ちなどの暴行を加えたということです。」

暴行の疑いで逮捕されたのは、福岡市早良区の介護士、口石尚子容疑者（54）です。

口石容疑者は2024年9月、当時勤務していた福岡市西区戸切の住宅型有料老人ホームで、当時94歳と89歳の入所者の女性2人に暴行を加えた疑いです。

ほおや太ももを平手打ちしたり髪をつかんで引き上げたりする暴行を10日余りで4回繰り返した疑いで、防犯カメラの映像などから関与が浮上しました。

警察の調べに対し「殴ったりしたことは身に覚えがありません」と容疑を否認しています。

施設にはおよそ20人の入所者がいますが、口石容疑者が夜間勤務に入ったあと複数の入所者の体にアザが確認されたため、不審に思った施設関係者が相談し警察が捜査していました。

警察は、ほかの入所者に対する暴行がなかったかなどについても調べる方針です。