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【福岡県知事選】4人の第一声と主張 県民が求めることは 前回の投票率は過去最低の29.61パーセント

2025年3月6日 17:45
【福岡県知事選】4人の第一声と主張 県民が求めることは 前回の投票率は過去最低の29.61パーセント
任期満了に伴う福岡県知事選挙が6日、告示されました。現職を含めた4人が立候補を届け出ています。今の県政の継続か刷新かが最大の争点となっています。

福岡県知事選挙に立候補を届け出たのは、届け出順に無所属で共産が支持する新人・吉田幸一郎氏(45)、無所属で自民・公明・立憲・国民・社民が推薦する現職・服部誠太郎氏(70)、無所属の新人・藤丸貴裕氏(48)、諸派の新人・新藤伸夫氏(76)の4人です。

最大の争点は今の県政の継続か、刷新か。地域経済の振興策や子育て支援策、県が推進する人と動物の健康や地球環境を一体的に捉える「ワンヘルス」政策の是非などをめぐって論戦が交わされます。

■吉田幸一郎氏(45)
「ワンヘルス事業、これは今やるべきものじゃない。福岡県の県税を使ってまでやるものではありません。今すべきは(最低賃金)2000円を目指した経済対策。」

■服部誠太郎氏(70)
「少子高齢化と人口減少による地方の疲弊、さらに災害からの復旧復興も道半ばであります。これらの課題に真っ正面から取り組み、この福岡を飛躍・発展させていくことを誓います。」

■藤丸貴裕氏(48)
「財政再建をしないといけませんし、あと3か月もすると非常に暑い夏がやってきますので、公共工事によって和らげることができると思っています。」

■新藤伸夫氏(76)
「人口減少には真剣に対応しなければならない。対応策はベーシックインカム、 月22万円。1人当たり22万円、これを支給いたします。」

前回、4年前の福岡県知事選挙では、投票率が29.61パーセントと過去最低を記録しています。今回の選挙に対する県民の関心を高めることも大きな課題です。

■元木寛人アナウンサー
「県知事選を知らせるこちらのトラック、3月23日と投票日が大きく記されています。」

県の選挙管理委員会は、お笑いタレントのゴリけんさんやアイドルの髙木悠未さんなど6人を「メッセンジャー」として起用し、投票への呼びかけを行いました。

■ゴリけんさん
「国政選挙と違って、もっと身近な自分の担任の先生を決めるんだみたいな感じで、みんなに声をかけていけば。」

選挙は、県民の意思を県政に反映する大切な機会です。

■元木アナウンサー
「福岡県民は県政に何を求めるのか、6つの選択肢から選んでもらいます。」

■60代(公共交通)
「交通の負担でバスが減っている。2040年までに高齢化率がものすごく上がって、交通に対する負荷がかかってくると思う。それを一番心配しています。」
■70代(経済・産業振興)
「経済がまわらないことには世の中だめになってしまう。表に出て、みんな経済活動をしてもらった方がいい。」

県民50人に聞いたところ、最も多かったのは「教育・子育て」に力を入れてほしいという声でした。

■20代夫婦(教育・子育て)
「子どもがことし生まれたので、もっと子育てしやすい環境になってくれたらありがたい。」
「産婦人科が増えたらいいなと思います。」
■大学生
「コメに関しては買えないというのがある。自分の小遣いとかバイトの給料では買えないのが現状です。」

再選を目指す現職に新人3人が挑む構図となった福岡県知事選挙は、3月23日に投開票で、7日からは期日前投票も始まります。

最終更新日:2025年3月6日 17:45
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