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福岡空港の国内線にホテル・飲食店が入った複合商業施設 4月に着工 2027年に開業予定

2025年3月5日 19:02
福岡空港の国内線にホテル・飲食店が入った複合商業施設 4月に着工 2027年に開業予定

第2滑走路や国際線ターミナルビルの供用がまもなく始まる福岡国際空港が、新年度の事業計画を発表しました。国内線側には、「旅する空港」をコンセプトとした、空港と一体となった新たなランドマークが誕生します。

福岡国際空港は、第2滑走路の運用開始や国際線ターミナルビルのグランドオープンを控えています。

■福岡国際空港・野田鉄郎 経営企画本部長
「今後ますます増大が見込まれる国際線需要を確実に取り込むために、国際線南側コンコースの延伸工事に着手します。」

その福岡国際空港が新年度には、コンコースをさらに延伸するほか、欧米やオーストラリア、インドなどをターゲットに、長距離・未就航路線の積極的な誘致を行うとしています。新年度の設備投資額は、およそ246億円を予定しています。

その中には、国内線側で4月に着工する複合施設の建設費用も含まれていて、5日に詳細が発表されました。

施設は、国内線ターミナルと一体となった11階建てで、「旅する空港」をコンセプトに、福岡とアジアを楽しむことができるとしています。

4階は、飲食店など40店舗以上が並ぶ、日本最大という「アジアフードフロア」です。3階は、アジアで人気の日本のキャラクターを集め、体験コンテンツも楽しめるフロアになります。2階には福岡や九州を中心とした食品や工芸品が集められ、1階にはスーパーマーケットなど普段使いできるような店舗が入る予定です。

また、5階から11階には西鉄が運営するホテルが入ります。

■福岡国際空港・田川真司 社長
「ここが拠点になる。天神・博多駅とはいかないにしても、福岡の中での拠点の核になる、そういうものを目指していきたいと思っています。」

複合商業施設のグランドオープンは2027年の夏ごろを予定していて、福岡国際空港は年間700万人の利用を見込んでいるということです。

最終更新日:2025年3月5日 19:02
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