【検察】「無防備な乳児に暴行を加えた行為は非常に残酷」息子殺害などの罪に問われた女に懲役13年を求刑 福岡
生後7か月の息子を殺害した罪などに問われている女に対し、検察は5日、懲役13年を求刑しました。
起訴状によりますと、37歳の無職の女は2022年、当時住んでいた大野城市の自宅で、生後7か月だった息子の胸と腹を圧迫し、殺害したなどの罪に問われています。女は初公判で殺意を否認していました。
5日に開かれた論告求刑公判で、検察は「抵抗できない無防備な状態の乳児に、一方的な暴行を加えた行為は非常に残酷で、本来守ってくれるべき母親に暴行を受けたことによる精神的・肉体的な苦痛は極めて甚大」などと指摘し、女に懲役13年を求刑しました。
一方、弁護側は「被告は周りに相談できる人がおらず、孤立した状態だった」などとして、傷害致死にとどまり懲役5年が相当だと主張しました。
判決は14日に言い渡されます。