老人ホームの入所者に平手打ちや殴打 介護士の54歳の女を暴行容疑で逮捕 夜間勤務後にアザ 容疑を否認

福岡市の住宅型老人ホームで入所者の94歳と89歳の女性に対し、平手打ちしたり殴ったりする暴行を加えたとして介護士の女が6日、逮捕されました。
暴行の疑いで逮捕されたのは、福岡市早良区に住む介護士、口石尚子容疑者(54)です。
警察によりますと、口石容疑者は去年9月、当時勤務していた福岡市西区戸切の住宅型老人ホームで、入所する当時94歳と当時89歳の女性に暴行を加えた疑いです。ほおや太ももを平手打ちしたり、上半身を殴ったり、髪をつかんで引き上げたりと4度にわたって暴行した疑いが持たれています。
防犯カメラの映像などから容疑が固まったとして6日、逮捕したものです。
警察の調べに対し「殴ったりしたことは身に覚えがありません」と容疑を否認しているということです。
警察によりますと、口石容疑者は去年4月から9月にかけてこの施設で介護士として勤務していました。
口石容疑者が夜間勤務を終えた後に、入所者の体にアザが確認されたことが複数回あったことから、施設の関係者が不審に思い警察に相談し、警察が捜査していました。
警察は、ほかの入所者に対する暴行がなかったかなどについても調べる方針です。