いじめレスキューセンター 開設からの相談件数は「想定より多い」112件 希望に応じ学校に連絡→再調査を行った事例も 福岡
福岡県が2023年11月に開設した「いじめレスキューセンター」への相談件数が、4か月で112件に上ったことが分かりました。相談を受けたセンターの調整で、学校側が再調査を行った事例もあったということです。
2023年11月に福岡県が開設したいじめレスキューセンターでは、常駐する社会福祉士などがいじめに悩む子どもや保護者の相談に応じ、学校以外の第三者の立場から支援を行います。
福岡県によりますと、開設から2月末までの4か月間で、相談の件数は112件に上ったということです。
このうち50件では相談者からの希望を受け、センターから学校に連絡しています。
連絡を受けた学校がいじめの再調査を行った結果、加害児童が被害児童に謝罪した事例もあったということです。
相談者の内訳は保護者が104件、児童・生徒が4件などとなっています。
福岡県こども未来課の担当者は、「想定より件数が多い。今後もセンターが学校と連携しながら対応をしていきたい」と話しています。