“注文に時間がかかるカフェ”が1日限定で福岡市にオープン 「吃音があってもやりたいことを諦めず一歩踏み出してほしい」と発案者
話し言葉が滑らかに出ない「吃音」がある高校生や大学生が福岡市で1日限定のカフェを開きました。
城東高校3年の西隼ノ丞さんは「これがメニュー表になっているのでお選びください」とオーダーを取ります。
7日、福岡市東区の城東高校で1日限定で開かれたのは「注文に時間がかかるカフェ」です。接客にあたる高校生と大学生の男女3人には吃音の障害があります。
吃音は話し言葉が滑らかに出てこなかったり同じ音を繰り返したりする発話障害で国内にはおよそ120万人いるとみられています。
きょうは理解を深めてもらおうとクイズや対話を交えて接客しました。
大学2年の藤本莉緒さんは「吃音を受け入れてくれる環境で人と関わる経験を積むことができたので、とてもいい経験になりました」と話しました。
この催しの発案者は「カフェを通じて吃音のある若者にやりたいことを諦めず一歩踏み出してほしい」と話していました。