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「北九州市の反転攻勢」60年ぶりの「転入超過」の背景は 

2025年1月7日 17:42
「北九州市の反転攻勢」60年ぶりの「転入超過」の背景は 

北九州市は7日、市内に転入してきた人の数が転出した人の数を60年ぶりに上回ったと発表しました。誘致企業の増加などが影響したとみられ、市民からも喜びの声が聞かれました。

■武内市長
「このたび、60年ぶりの人口転入超過となりまして、北九州市、反転攻勢ののろしがあがった。」

北九州市では、去年1年間に市内に転入してきた人が、市外に転出した人を60年ぶりに上回りました。
こちらのグラフは、転入者数から転出者数を引いた数です。1964年にはプラス8574人でしたが、翌年以降から、長年マイナスの時期が続いていました。しかし去年、ついにプラス492人となったのです。

「転入超過」となった背景には何があったのでしょうか。

■武内市長
「若者と子育て世代の急速な改善が大きく寄与している。」

北九州市は積極的な子育て支援に加え、誘致企業の増加による雇用創出などの成果とみています。特にIT企業に関しては今年度、12月末時点で40社が北九州市に進出しました。過去最多となった昨年度を前年同期比で上回っています。

60年ぶりの出来事に北九州市民は。

■市民
「喜ばしいですね。もっと活気づいてくれるんじゃないか。」
「たくさん若者が集まってほしい。元気が出てくるかなと思って」

転入超過に転じた北九州市。武内市長は「担い手の拡大、にぎわいの拡大、 投資の拡大につなげ、勢いを加速させていきたい」としています。

最終更新日:2025年1月7日 17:42