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6月から導入の「拘禁刑」法務省が処遇を発表

2025年3月14日 21:25
6月から導入の「拘禁刑」法務省が処遇を発表

法務省は14日、今年の6月から全国の刑務所などで導入される「拘禁刑」での処遇のあり方を発表しました。

今年6月、改正刑法の施行に伴い「懲役刑」と「禁錮刑」が、「拘禁刑」に切り替わりますが、法務省は14日に刑務所などでの「拘禁刑」の具体的な処遇内容を発表しました。

「拘禁刑」の処遇では、受刑者は、年齢や刑期の長さ、更生意欲の有無などに応じて24の過程にクラス分けするということです。

中には、認知症などで自立した生活が難しい高齢の受刑者や、知的障害などで福祉的支援が必要な受刑者、また、外国人受刑者などに対応した課程もあり、個々の特性に応じて刑務作業を割り振ったり、職業訓練を充実させたりするということです。

「拘禁刑」では、受刑者にあわせた更生と再犯防止に必要な作業と指導が可能になるということで、今年の6月1日以降に起きた刑事事件での受刑者らに適用されます。

最終更新日:2025年3月14日 21:27