古代の役所跡 『阿恵官衙遺跡』で説明会 考古学ファンら集まる
1000年以上前の役所跡である福岡県粕屋町の『阿恵官衙遺跡』で建物跡が新たに見つかり、11日に現地で説明会が開かれました。
建物跡が新たに見つかったのは福岡県粕屋町阿恵の『阿恵官衙遺跡』です。
『阿恵官衙遺跡』は2013年度からの発掘調査で確認された飛鳥時代から奈良時代の役所跡です。
中枢施設である政庁などの建物跡が確認され、2020年には国史跡に指定されています。
現地では去年12月から2度目の調査が行われ5つの建物跡が新たに見つかりました。
11日の説明会には約200人の考古学ファンらが訪れました。
■14歳の見学者
「政庁の遺跡や建物の跡の感じとかを見たくて来て、出土品とかは無かったが十分満足できる感じだった」
■福岡・粕屋町教育委員会社会教育課・田中康裕さん
「地方の役所 政庁と正倉があるが、それを全体的に調査されて建物は位置まで分かった例は少ない。役所の全体像が分かる例として非常に貴重な遺跡だと思う」
建物跡は6月には埋め戻される予定です。