福岡県各地で今季一番の寒さ 動物たちは暖をとり 店ではおでんの提供開始も
強い寒気が流れ込んだ影響で13日朝は冷え込み、福岡県内の広い範囲で今シーズン一番の寒さとなりました。長い夏から一転、急に冬が訪れました。
13日、北九州市小倉北区の到津の森公園を訪れました。
■来園者
「ぎゅーってしてる。」
アフリカ東部マダガスカルなどに生息するワオキツネザルが、ヒーターの下で身を寄せ合い暖を取っていました。
アフリカ中部に生息するケヅメリクガメは、食事をしながらのしのしと外へ出るも、わずか1分ほどでヒーターのきいた部屋へと戻ってしまいました。
一方、百獣の王ライオンは、冷たそうな岩の上でまどろんでいますが、実はこの岩にはヒーターが入っているということです。
この急な寒さがこたえたのは、動物だけではありません。
■街行く人
「寒いです。久しぶりに冬を感じました。」
■街行く人
「きょう、これでも寒い。マフラーを持ってくればよかったかなと。」
13日は、福岡市で今シーズン初めて最低気温が10℃を下回るなど、県内の広い範囲で今シーズン一番の冷え込みとなりました。
午後にかけても気温は上がらず、日中の最高気温は福岡市で14.1℃、北九州市で12.5℃、添田町で11.5℃など12月上旬から中旬並みとなりました。
11月5日には福岡市で最高気温29℃を超えるなどの異例の暑さから一転、一気に季節が進みました。
この寒い季節に恋しくなるのが、おでんです。
■阿部まみキャスター
「おだしのいい香りが店内一杯に広がっているんですが、こちらには何が入っているんですか。」
■中洲ふじ本・藤本利邦さん
「これはおでんです。」
■阿部キャスター
「おいしそう。」
■藤本さん
「1つか2つ食べてもらって、熱かんとかひっかけてもらいたいと思っています。」
福岡市中央区の旬の食材を使った本格的な和食が味わえる『中洲ふじ本』では、13日の夜の営業からおでんの提供を始めます。
■阿部キャスター
「味がすごくしみています。やっぱりおでんは温まりますね。」
■藤本さん
「寒くなるとほかの食材もおいしくなるので、待ち望んでいましたね。」
毎年、寒くなるとおでんの提供を始めるということですが、ことしは去年より1週間ほど遅いということです。
ただ、急に寒くなったことで影響もありました。
■藤本さん
「急に寒くなったので、間に合わない食材もあったので、ある程度のラインナップの食材は用意しています。」
これから食材を増やしていきたいということです。
この冷え込みは14日朝までの見込みですが、今後も天候に合わせて気温の変化も大きくなることから、寒暖差で体調を崩さないよう注意が必要です。