航空自衛隊で“パワハラ” 部下の前髪「長い」とハサミで切る 上司の自衛官は停職7日
福岡県春日市の航空自衛隊春日基地に所属する50代の自衛官が停職処分になりました。部下の隊員の前髪をハサミで切るパワハラ行為があったということです。
停職7日の処分を受けたのは、航空自衛隊春日基地所属の50代の男性空曹です。
春日基地によりますと、男性空曹はことし4月、「前髪が長い」と部下の隊員を指導した際、近くにあったハサミで前髪を切ったということです。
髪を切られた隊員が別の上司に報告したことで問題が発覚し、調査の結果、パワーハラスメントにあたるとして、男性空曹の処分が決まりました。
男性空曹は、数日前にも「前髪が長い」と同じ隊員を指導し、隊員は散髪したばかりでした。
男性空曹は「散髪後、前髪が長いと感じ切った。申し訳なく思い深く反省している」と話しているということです。
春日基地司令の津曲明一空将補は「今後教育を徹底し、このような事案が再び起こることがないようにつとめて参ります」としています。