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宮若市長“パワハラ”問題 『百条委員会』を設置 今後聞き取りへ 議会で謝罪 福岡

2023年12月1日 17:39
宮若市長“パワハラ”問題 『百条委員会』を設置 今後聞き取りへ 議会で謝罪 福岡
“パワハラ”問題 『百条委員会』を設置

福岡県宮若市の塩川秀敏市長が『パワハラ問題』を受け、12月1日、謝罪しました。市議会は市長のハラスメント行為について調査する『百条委員会』の設置を決めました。

■宮原真記者
「まもなく宮若市議会が開会します。傍聴席では多くの市民が集まり、関心を寄せています。」

『パワハラ問題』で渦中の人となっているのが、宮若市の塩川秀敏市長です。

■市長
「運転手やったら自分のスマホ見るんか?おおぉ?」
■職員
「すみません。」
■市長
「すみませんですむか!」

塩川市長をめぐっては、「辞めろ」との発言や残業の強要など、複数の職員がパワハラを指摘し、市の公平委員会に11月27日付けで9件の申し立てをしていました。

騒動のあと初の議会となった12月1日、多くの市民がその発言を見守りました。

■傍聴に来た宮若市民
「(Q.どこに関心を持っていますか?)市長の暴言やろうね。真摯に受け止めてやっぱり反省するところは反省しないと。」

塩川市長は開会前に発言を求め、パワハラを訴えた職員や市民などに対し謝罪しました。

■宮若市・塩川秀敏市長
「職員に公平委員会に申し立てを行うほどの思いをさせてしまったことについて、私の不徳のいたすところであり、そのような思いをさせた職員に対しまして深くおわびを申し上げます。」

一方、1日の市議会では、塩川市長の行為について調査権限が強い調査特別委員会、いわゆる『百条委員会』の設置議案が市議から提出され、全会一致で可決されました。

議会に対しては市職員の労働組合のほか、26人の課長のうち25人から百条委員会設置を求める要望があったということです。

議会後、塩川市長は会見を開き、職員との関係の再構築に取り組む考えを示しました。

■塩川市長
「人権に関しては一番大事にしてることで、そう生きてきた人間がこうなったかと、自分自身も本当に悔しくてしょうがない。申し訳ない気持ちでいっぱい。」

その上で、1日、設置が決まった百条委員会の調査に「真摯に対応していく」としています。

■塩川市長
「とにかく真摯に対応して、記憶にあることははっきり対応したい。該当の方にももちろん個別にしっかり謝っていきたい。」

今後、百条委員会が正式に設置され、塩川市長や職員への聞き取りが行われる見込みです。