【結審】福岡高裁の同性婚訴訟「未来の選択肢を下さい」判決は12月の予定 札幌高裁は「認めないのは違憲」
同性同士の結婚を認めないのは憲法に違反するとして、3組のカップルが国を訴えた裁判の控訴審が2日、結審しました。
この裁判は、福岡と熊本に住む3組の同性カップルが、同性同士の結婚が認められないのは憲法に違反するとして、国に対し1人あたり100万円の損害賠償を求めているものです。
1審の福岡地裁は同性同士が結婚できないのは「違憲状態」であると認める一方、損害賠償の請求は退けていて、原告側が控訴していました。
2日の裁判で原告の1人は「結婚を望み、この国で生きる当事者に未来の選択肢を下さい。人生に希望を描かせてください」と意見陳述し、裁判は結審しました。
■原告・こうすけさん
「私の生き方としては、婚姻関係になりたいという気持ちがあります。」
同様の裁判の2審ではことし3月、札幌高裁が「違憲」と判断し、東京高裁では10月30日に判決が予定されています。
福岡高裁の判決は12月13日の予定です。