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【魚町火災】焦げ臭い…天井から煙が「なんかおかしい」従業員が語る出火当時の様子 市民からも落胆の声 北九州市

2024年4月22日 18:56
【魚町火災】焦げ臭い…天井から煙が「なんかおかしい」従業員が語る出火当時の様子 市民からも落胆の声 北九州市
魚町火災・従業員が語る出火当時の様子

北九州市の小倉駅近くの繁華街で20日また、大規模な火災が発生しました。この付近ではここ数年火災が相次いでいて、被災した店のオーナーからは悔しい思いが聞かれました。

■宮原真 記者
「現場周辺の規制は解除されましたが、今も焼け焦げた臭いが残っています。被災した店は物が散乱し、黒く焼け焦げています。2階のガラスは割れ、散乱しています。」

20日午前9時ごろ、北九州市小倉北区魚町の北九州モノレール・平和通駅近くの繁華街で、「『配管』の複数か所から煙が出ている」などの通報が相次ぎました。

■肉バル ブッチャー・山中秀樹オーナー
「ちょっとやばいね、これ。完璧だめやん。水かけられようけん、ちょっとやばいですね、これは。」

この火事で、飲食店など8店舗、およそ350平方メートルが焼けました。

■宮原記者
「火災から一夜が明けました。被害にあった店舗は大きく焼け落ち、道路側に崩れ落ちているのがわかります。」

消防が重機を入れて残り火を調べ、出火からおよそ32時間後の21日午後5時、ようやく鎮火が確認されました。

様子を確認にきた店の関係者に話を聞きました。

■飛来・荒木純吾オーナー
(Q.どんな状況ですか?)「もう全焼ですね。全焼で真っ黒でした。最初はうちまで来るとは思っていなかったんですけど、横並びに火が入ってしまって。」

火災が起きた20日朝、営業中だった飲食店の従業員は、建物の異変を感じ取っていました。

■火災があった建物に入る飲食店従業員・黒瀬麗人さん
「臭いで気づいたんですよね。なんかちょっと焦げ臭い、木が燃えたような臭いがして。上を見たら、天井から煙がポフポフポフポフ出ていたので、『これなんかおかしいぞ』となって。1階の天井裏が結構煙たかったんですよね。(消防に通報し)中に一緒に入って案内したんですけど、天井裏を全部見てもらって。全部見たけど、まず火が見つからない。」

しかし、その後事態が急変したといいます。

■黒瀬さん
「急に警察官の人が走って来て『出てください!』って言われて。規制線の外に出て本当すぐでしたね、バーンって大きい音が鳴って。そしたら煙が立ち上がってました。」

現場周辺では2年前の4月と8月に旦過市場一帯で、そしてことし1月には鳥町食道街で大規模な火災が発生しています。

相次ぐ火災に市民からも落胆の声が聞かれました。

■旦過市場関係者
「もう4回目ですよね、これで。もう勘弁してほしいという気持ちです。私は旦過で、知り合いの所がこの前も鳥町(の火災)で燃えました。印象悪いですよね、北九州の同じような地区で4回も。」

■北九州市民
「大変だな、早く復興してほしいなと思う反面、次々と短い期間でこういうことが起きていると、ちょっと、応援しているんですけど…。」

消防への通報では「ダクトから煙が出ている」という内容もあったということです。

小倉の繁華街でまたしても起きてしまった大規模火災。警察と消防が出火原因を特定のため、詳しく調べています。

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