叔父を車で複数回ひいて殺害 事故死を装った保険金殺人 男の控訴を棄却 男は即日上告 福岡
福岡県うきは市で、叔父を車でひいて殺害し保険金をだまし取った罪に問われている男の控訴審です。福岡高裁は27日、無期懲役の1審判決を支持し、被告側の控訴を棄却しました。
判決を受けたのは、元 保険代理店社長の松成英一郎被告(57)です。
起訴状によりますと、松成被告は2021年、福岡県うきは市の駐車場で、叔父の西村一敏さん、当時64歳を乗用車で複数回ひいて殺害し、事故死したように装って、保険金およそ1500万円をだまし取ったとされています。
これまでの裁判で松成被告は無罪を主張していましたが、1審の福岡地裁はことし6月、無期懲役の判決を言い渡しました。
27日に開かれた控訴審で、福岡高裁の松田俊哉裁判長は、遺体や衣服の状況から「事件性を認めた1審判決が不合理であるとはいえない」として控訴を棄却しました。松成被告は即日上告しています。
最終更新日:2024年11月27日 19:02