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【誰が】古い年式のダンプカーやクレーン付きトラック相次ぎ盗まれる 輸出を目的とした同一犯か 福岡

2024年11月27日 17:40
【誰が】古い年式のダンプカーやクレーン付きトラック相次ぎ盗まれる 輸出を目的とした同一犯か 福岡

10月から11月にかけ、福岡県内で古い年式のダンプカーが盗まれる事件が相次いでいます。いったいなぜ、古いダンプカーが狙われているのでしょうか。

11月22日の正午ごろ、福岡県内の土木建築会社で、敷地に止めていたはずのダンプカーが突然、姿を消しました。

■従業員
「まさか、ダンプを盗まれるなんて全く考えていなかったので驚いています。門は大きなステンレス製のチェーンを巻いて南京錠をつけていました。それが切断されてカギごと持ち去られていた。」

ダンプカーにもカギをかけ、バッテリーの接続も外してすぐには動かない状態にしていたといいます。

■宮原真記者
「ダンプカーが盗難にあったこの場所は、周辺に建物がほとんどありません。目の前は、高いのり面に面しているため、人の目が届きづらい場所です。」

この会社では工事現場で土砂を運ぶためにダンプカーを使っていましたが、今はレンタルでしのぐことを余儀なくされています。

■従業員
「仕事で使うダンプなので戻ってくればいいなと思っています。全く想像もしなかったことなので。新しい車でもないし、何のために盗んでいったのか分からない。」

福岡県内では10月から11月にかけ、福岡県久山町や中間市、飯塚市などで、ダンプカーや、クレーンがついたトラックの窃盗が4台相次いでいます。1台の時価は50万円から150万円相当で、被害総額は330万円に上ります。

警察によりますと、盗まれたのはいずれも製造から20年から30年たった日本製の車で、鍵穴を壊して盗んだとみられます。

日本製のダンプカーは古くても壊れにくいと人気で、これまでにも日本で盗んだ車を分解し、海外に送って販売していたケースもあったということです。

警察は今回も、輸出を目的とした同一犯による犯行の疑いがあるとみていて、捜査を進めるとともに窃盗への警戒も呼びかけています。

最終更新日:2024年11月27日 17:40