国民・玉木代表、石破首相に原発新増設など提言 官邸で会談…異例の厚遇
石破首相は国民民主党の玉木代表と会談し、原子力発電所を新たに建設することなどエネルギー政策についての提言などを受けました。会談は首相官邸で行われるという異例の厚遇でした。
国民民主党はエネルギーを安全・安定・安価に確保するため、政府の次のエネルギー基本計画に原発の建て替えや新増設を明記するよう求めました。
石破首相は「安全が前提だ」と述べたうえで、安価で安定的なエネルギー供給は必要との認識を示したということです。
玉木代表は、また、石破首相に所得税などが非課税となるいわゆる「103万円の壁」の引き上げについても改めて求めました。
国民民主党・玉木代表「(103万円の壁の引き上げの)将来的な経済のプラスの影響、地域経済のプラスの影響、こういったことも踏まえたトータルでの判断をぜひしてほしい」
玉木代表の求めに対し石破首相は「地方からもいろいろな声がある」などと述べ、引き続き検討する考えを示したということです。
首相が官邸で野党幹部から政策の申し入れを受けることは珍しく、ある自民党幹部は「与党と同じ待遇をして協力を得ようというのが官邸の意図では」などと分析しています。