【ストップ!詐欺被害】英語でやりとり…2600万円だまし取られる 実在するアメリカの実業家をかたるSNSからウソの投資話 福岡
実在するアメリカの実業家をかたるSNSのアカウントにウソの投資話をもちかけられ、福岡県柳川市の60代の女性がおよそ2600万円をだまし取られました。
警察によりますと、ことし10月7日、福岡県柳川市に住む61歳の女性が、インターネットで実在するアメリカ人実業家の名前が表示された広告をクリックしたところ、その実業家をかたる人物とSNSでつながり、英語でメッセージのやりとりがはじまりました。
女性は暗号資産への投資を勧められ、指示されたサイトに登録し、指定された口座に37万円を送金しました。サイト上では、折れ線グラフの表示で利益が出ていたため、送金を続けたということです。
その後、利益の一部を引き出そうとして引き出せなかったため、「サポ-トセンター」をかたる人物に問い合わせたところ、引き出すための手数料が必要と言われ、国際銀行のサイトを案内されました。
女性は手数料や、マネーロンダリング対策費用などの名目で送金を続け、11月21日までの1か月余りで、19回にわたり合わせておよそ2600万円をだまし取られました。その後も利益を引き出せなかったため、26日に警察に相談しました。
警察は、SNS上での投資話は詐欺の可能性があるとして、面識のない人にお金を振り込まないよう注意を呼びかけています。