「有料サイトの未払いがある」「裁判に負けたときの保険代を」電子マネー430万円分をだまし取られる 福岡
「有料サイトの未払い料金がある」というウソの電話で、福岡県糸島市の43歳の男性が電子マネー430万円分をだまし取られました。
警察によりますと去年9月、糸島市の43歳の会社員の男性のスマートフォンに「NTTファイナンスの社員」をかたる男から「有料サイトの未払い料金がある」というウソの電話がありました。
さらに「個人情報を取り扱う協会員」を名乗る男からの電話で「裁判に負けた場合の保険代を払っておけば、その保険から負担できる」などと持ちかけられ、去年11月までの2か月間に44回、合わせて430万円分の電子マネーカードをコンビニエンスストアなどで購入し、相手にシリアルコードを伝え、だまし取られたということです。
男性は別の詐欺事件にも巻き込まれたとみられていて、銀行の口座が凍結されたことから、ことしに入って警察に相談に訪れ被害が発覚しました。
架空料金請求詐欺やオレオレ詐欺など、ニセ電話詐欺の被害は、福岡県内の去年1年間でおよそ13億3000万円に上り、暫定値で過去2番目に多かったということです。
警察は「『コンビニで電子マネーを買って支払え』はすべて詐欺です」と注意を呼びかけています。