×

活発な梅雨前線が停滞 九州北部で大雨に 引き続き土砂災害に警戒を

2024年7月15日 16:02
活発な梅雨前線が停滞 九州北部で大雨に 引き続き土砂災害に警戒を

3連休最終日となった15日、九州北部では活発な梅雨前線の影響で局地的に激しい雨が降りました。これまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあり引き続き土砂災害に警戒が必要です。

九州北部では週末から雨が降り続きました。

佐賀県嬉野市では降り始め(10日午前3時)から15日午前10時までの雨量が269ミリとなりました。

■樋口淳哉記者
「護岸が崩落した現場では雨の影響でしょうか 家のベランダ部分とみられる場所が さらに落ちてしまっています」

嬉野市を流れる塩田川の護岸が高さ約8メートル・幅約10メートルに渡って崩落しました。

■被災した家の住人
「きのうの夜中の1時くらいに ちょっとガタガタと崩れて まだどこか崩れるんじゃないかと怖いです」

さらに嬉野市内の住宅では裏の崖が崩れ、家のすぐ近くまで土砂が迫っていました。

■被災した家の住人
「『ドーン』という音がして その時はガラスが割れているものでガチャガチャという音がして 慌てて下りてきてみたら こういう状況になっていて 古い石垣だったので いつかこういうことになるかと思ったが ちょっとね まさかきょうなるとは思わなかった」

連休を襲った大雨は観光客にも影響が出ました。

■観光客
「本当はゴルフとかに行く予定だったんですけれど できなかった ちょっと悲しい」

■元木寛人フィールドキャスター
「午前7時すぎの福岡県春日市です けさからの大雨で道路に水が溜まっていて車が水しぶきを上げて走行しています」

福岡県では7月10日午前3時の降り始めからの雨量は久留米市耳納山で248ミリ・朝倉市で242.5ミリなどとなっています。

16日正午までの24時間に降る雨の量は多いところで福岡県と佐賀県で100ミリと予想されています。

これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり少しの雨でも土砂災害が発生する恐れがあるため警戒が必要です。