JR香椎線で運転士のいない「自動運転」導入 踏切ある路線では全国初
JR香椎線で、運転士のいない「自動運転」が導入され、17日出発式が行われました。
■「出発!」
JR九州は16日から、香椎線の173便のうち31便で運転士の資格のない乗務員1人で運行する「自動運転」を導入しました。
搭載された制御システムが速度の調整や駅での停車を自動で行い、乗務員がホームの安全確認やドアの開閉操作を行います。人が線路に立ち入るなど非常時の緊急停止は乗務員が行います。
JR九州では将来的な運転士不足に備えて自動運転技術の開発に取り組んでいて、踏切のある路線でこの形の自動運転を導入するのは、全国で初めてだということです。
■JR九州・古宮洋二社長
「在来線で自動運転をやることで さらにいろいろな技術、私が思っているのはカメラとか通信技術が発達すれば、将来には無人運転ができるその大きな第1ステップ。」
JR九州は今後、香椎線以外にも自動運転を導入する路線を拡大したいとしています。