オスプレイの佐賀空港配備 反対する漁業者などが工事差し止め求め提訴「不安でたまらない」
自衛隊の輸送機、オスプレイの佐賀空港配備計画を巡り、反対する漁業者などが19日、駐屯地建設工事の差し止めを求め提訴しました。
佐賀地方裁判所に訴えを起こしたのは地元の漁業者など4人です。
国がオスプレイ配備に向けた駐屯地の用地として漁協と売買契約を結んだ土地は、地権者全員の同意を得ないまま売却されたもので所有権は国に移っていないと主張し、建設工事の差し止めを求めています。
11月、鹿児島県・屋久島沖でオスプレイの墜落事故があり、原告の1人、古賀初次さんは改めて計画への懸念を示しました。
■原告・古賀初次さん
「不安で不安で心配でたまらない。その下で漁業をする身としては爆弾を抱えている思い。」
今後の裁判は未定ですが、提訴に先だって申し立てられていた工事差し止めの仮処分については、来年3月下旬に裁判所の判断が下される見通しです。