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福岡市の中心部でイルミネーション続々開催 背景にSNS通した集客への期待

2023年11月17日 17:44
福岡市の中心部でイルミネーション続々開催 背景にSNS通した集客への期待
福岡市の中心部でイルミネーション続々

16日夜、福岡市・天神では、イルミネーションの内覧会と点灯式がそれぞれ行われました。福岡市内各地で予定されていることしのイルミネーション開催の背景には、SNSを通した集客の期待がありそうです。

月夜に照らされた氷の城をイメージしたエリアに、きらびやかなLEDがアーチ状にちりばめられた光のトンネルも見ることができます。

福岡市・天神のアクロス福岡で、11月17日からイルミネーションイベントが始まるのを前に、16日に内覧会が行われました。

2回目となることしのテーマは『ヒカリのモリ』です。動物や恐竜たちを、200万球のLEDで表現しています。

■石田旭昇アナウンサー
「きょうはあいにくの雨ですが、こちらは4階のオーロラビジョンとなっています。 そしてこの太鼓をたたくと、花火が打ち上がる仕組みになっています。」

地上60メートルの屋上からは、天神の夜景を楽しむこともできます。

■熊本から
「去年も来たんだけど、去年と演出が全然変わっていて楽しいですね。」

開催は来年2月4日までで、期間中5万人の人出を見込んでいます。入場料は大人1500円、子ども800円です。

アクロス福岡のお隣、天神中央公園では、ことし初めて開催されるイルミネーションイベント『光のフォレスト』の点灯式が行われました。

色とりどりのLEDが生み出す幻想的な空間の中、ホットワインやもつ鍋、うどんなどを味わうことができます。

■福岡市城南区から
「きれいだったね。」
「トナカイいる!」

■静岡から
「きれいな景色も見られて、もつ鍋も食べられてすごくうれしいです。」

この2会場だけではなく、ことしは福岡市内の各所でイルミネーションイベントが行われます。FBSが調べたところ、福岡市の天神・中洲地区だけでも、その数は12か所に上ります。

■日本イルミネーション協会・宮本茉歩さん
「福岡もいま中心地から、かなりたくさんのところでイルミネーションが増えてきていると思う。」

福岡市の中心部でイルミネーションが増えている背景について、専門家は次のように分析します。

■宮本さん
「SNSでみなさんかなり写真を取られる人が多くなりましたよね。そこを狙って装飾をつけると、人が出てきてくださるということで、イルミネーションやLEDのネオンがはやっているのかなと思いますね。わくわくするイベントとイルミネーションが紐付いているというところがあって、外に出てこようかなと思う人が増えてくる。そうすると、購買意欲とかにもつながっていって、経済効果につながっているんだと思います。」

街に増えるイルミネーションは、SNSを通じた集客や売り上げアップにつなげる“仕掛け”としても期待されているのです。

福岡の夜を彩るイルミネーションは街の人の心だけでなく、経済も上向きにしそうです。