【備え】「地震はいつ起きてもおかしくない」建築士が伝える防災講座 公民館で住民が参加
福岡市南区の公民館で11日、住民を対象にした防災講座が開かれました。講師を務めた建築士は、住宅の耐震や家具の固定など地震への備えの大切さを伝えていました。
■奥村誠悟記者
「こちらの会議室では建築士による防災講座が行われていて、多くの人たちが真剣な表情で取り組んでいます。」
福岡市南区の塩原公民館で開かれたのは、福岡県建築士会の近藤岳志さんなどによる防災講座です。近くの住民およそ40人が参加しました。
近藤さんは「建築士の視点から防災の役に立ちたい」と愛媛県で活動してきましたが、去年、母校の九州産業大学がある福岡県に拠点を移しました。
この日の講義では、住宅の耐震や家具の固定などの大切さを伝えるとともに、災害時の簡易トイレを想定した吸水実験が行われました。
■参加者
「耐震の模型を使った実験やトイレの吸水実験がおもしろかった。簡易トイレを準備しようと思いました。」
■福岡県建築士会・近藤岳志さん
「警固断層による大きな地震が来ると言われているので、地震はいつ起きてもおかしくないという意識を持って、防災の準備を進めてほしい。」
福岡県建築士会は「他のエリアでも活動を積極的に行っていきたい」としています。