警察官2人を「盗撮」と「カード譲渡」で書類送検 「公表事案に当たらず」と福岡県警は発表せず
警察官2人を書類送検
福岡県警の警察官2人が去年12月に書類送検されていたことが分かりました。1人は「盗撮」、もう1人は不正に利用されると知りながら、キャッシュカードをに他人に譲渡した疑いです。
捜査関係者によりますと、福岡県警の40代の男性警部補は、2020年8月から去年1月にかけ、福岡市内の風俗店で、女性従業員からサービスを受ける様子をスマートフォンで複数回撮影した福岡県迷惑防止条例違反容疑(盗撮)の疑いが持たれています。
また、20代の男性巡査は去年4月ごろ、不正に利用されると知りながら、自分のキャッシュカードなどを他人に提供した犯罪収益移転防止法違反の疑いが持たれています。
県警は去年12月、2人を書類送検し、警部補を減給6か月、巡査を減給3か月の懲戒処分としました。2人は依願退職しています。
県警はいずれの処分も「公表事案には当たらない」として、発表していませんでした。