小林製薬の紅麹 福岡県内でも16人が健康被害を訴える 商品の自主回収は県内で3社に
小林製薬の紅麹を使ったサプリメントを摂取した人が腎臓の病気を発症し、これまでに4人が死亡した問題で、福岡県内でも16人が健康被害を訴えていることが分かりました。
28日午後6時半の時点で、16人の内訳は福岡県が把握している人が7人、福岡市が4人、北九州市が3人、久留米市が2人です。
いずれも紅麹を使った商品を摂取し、健康被害を訴えています。福岡市によりますと手足のむくみや倦怠感の症状があるということです。
久留米市と北九州市であわせて2人が入院していましたが、今は回復して退院しているということです。
地元企業への影響も拡大しています。小林製薬の紅麹を使った商品について、福岡県みやま市に本社を置く「タララボ」が紅麹を使った甘酒の自主回収を27日から始めました。
このほか、福岡県八女市の「喜多屋」は「発泡性清酒あいのひめロゼ」と「発泡性清酒あいのひめ紅」を25日から、福岡市博多区の「ZERO PLUS」は「悪玉コレステロールを下げるのに役立つ濃厚チーズせんべい」を22日から自主回収しています。
福岡県は対象商品の使用を控えるとともに、健康被害が疑われる場合は保健所に相談するよう呼びかけています。