【ストップ!詐欺被害】SNSのビデオ通話で警察手帳のようなものを見せ「容疑者として捜査」ウソの電話で500万円余りをだまし取られる 佐賀
「詐欺事件の容疑者として捜査している」というウソの電話で、佐賀市に住む30代の男性が500万円余りをだまし取られました。
警察によりますと5日、佐賀市に住む30代の男性の携帯電話に国際電話の番号から電話がかかり、警察官を名乗る女の声で「あなたを詐欺事件の容疑者として捜査しています。担当警察官に電話をつなぐので身の潔白を証明してください。警察が使っているSNSのIDを伝えるのでアカウントを登録してください」と促されました。
男性がアカウント登録をすると、警察官を名乗る男性からSNSのビデオ通話で警察手帳のようなものを見せられ「本来あなたを逮捕しなければならないが出頭できない事情を検察庁に伝えて、他に方法がないか確認します」と伝えられました。
その後、検察庁職員を名乗る男性に電話で「お金を指定の口座に振り込んでください。振り込めば身の潔白が証明されます」と言われ、男性は514万円を送金し、だまし取られました。
男性が家族に相談して被害に気づきました。
警察は「警察がSNSのビデオ通話で警察手帳を見せたり、お金を送金するよう伝えたりすることはありません」として、電話で「お金」「口座」「送金」などの話があれば詐欺を疑い、家族や警察に相談するよう呼びかけています。