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警部補を詐欺容疑で書類送検 配偶者が駐在所の業務に協力した日数を実際より多く申請 40万円をだまし取った疑い 福岡県警

2024年10月24日 15:25
警部補を詐欺容疑で書類送検 配偶者が駐在所の業務に協力した日数を実際より多く申請 40万円をだまし取った疑い 福岡県警
福岡県警察本部

配偶者が駐在所の業務に協力した日数を実際より多く申請し、およそ40万円をだまし取ったとして、福岡県警の警部補が詐欺などの疑いで24日、書類送検されました。警部補は24日付で懲戒免職処分となっています。

福岡県警の発表によりますと、豊前警察署の61歳の警部補はことし1月から5月まで5回にわたり、配偶者が駐在所の業務に協力した日数を実際より多くした虚偽の公文書を作成し、報償金あわせて39万5000円をだまし取った疑いです。

7月にも同様の手口で虚偽の公文書を作成し申請しましたが、ウソが発覚し未遂に終わりました。

報償金は1日4時間以上、電話対応に協力できる状態で駐在所にいることが条件だということです。立ち寄ったときに配偶者がいないことがあったことから、別の署員が不審に思い、警察が調べていました。

2022年4月からことし6月まで、勤務中に384回にわたりスマートフォンで競艇のインターネット投票を行い、職務に専念しなかったことも懲戒処分の理由の一つとなっています。

警部補は24日、虚偽有印公文書作成と行使、詐欺と詐欺未遂の疑いで書類送検されました。

月末にまとめて文書を作成していて、思い出すのが面倒で安易に考え報告書を作っていた、取り返しのつかないことをしてしまい深く反省していると話しているということです。