【中継】夜間封鎖直後の福岡大名ガーデンシティ・パーク ハロウィーン期間の警備強化
仮装した若者がハロウィーンで街に繰り出します。31日を目の前にした週末の27日から、福岡市の中心部では警備が始まりました。これから混雑が予想される大名地区から中継です。
午後5時ごろに封鎖されたばかりの『福岡大名ガーデンシティ』です。
ことし6月にオープンし、初めてハロウィーンを迎えることになります。芝生が広がる広場部分は、27日から31日まで夜間封鎖されることになりました。注意看板には、広場への立ち入り禁止について記載されています。
福岡市内ではハロウィーンに向け例年よりも警備を強化しています。
過去のハロウィーンでは、仮装した若者の一部が酒を飲みながら騒ぐなどの迷惑行為が問題となり、逮捕者も出ています。
また、1年前のこの時期、韓国・梨泰院では群衆が次々に転倒し、日本人2人を含む150人以上が死亡する事故がありました。
ことしはコロナ禍後のハロウィーンということで、どれほどの人が集まるのか予想しづらいこともあり、警備強化となりました。
福岡市・天神の警固公園でも夜間封鎖が決まっていて、午後6時半ごろから人が立ち入れなくなります。
福岡大名ガーデンシティ・パークでは、28~29日の日中に『全国お茶まつり』というイベントが予定されていて、その準備が進められています。ハロウィーンで人が流れ込むことで、このイベントに影響が及ばないようにと、柵が設置されています。
警察は27日からハロウィーン当日の31日まで、周辺の道路を一部規制したり、ヘリコプターで上空から人の密集具合などを確認したりして、適切な警備態勢をとるということです。
大名の広場の封鎖については、周辺住民からの不安の声が決定打となりました。近くに住む90代の女性は「過去の警固公園のように人が集まるのは本当に怖い。当日は近づかないようにしたい」と話していました。
また、20代の学生からは「韓国での去年の事故は本当に怖かった。人の命を守るために対策をされるのはとてもいいことだ」という声が聴かれました。
夜間封鎖が行われるのは、まず、福岡大名ガーデンシティ・パークと警固公園です。
27日から31日までの5日間、いずれも日没前後から封鎖され、福岡大名ガーデンシティ・パークは翌朝5時半まで、警固公園は翌朝6時まで、それぞれ立ち入りが制限されます。
さらに岩田屋でも、本館前の『きらめき広場』を28日から31日まで閉店後の午後8時ごろから翌朝7時まで閉鎖します。
また、道路上の警備については、午後6時から親不孝通り、天神西通り、サザン通り、きらめき通りなどを中心に、天神・大名地区で警察官が警備に当たります。
混雑で危険な状態になったり、暴走族、改造車などを発見したりした場合には、周辺の道路を一部規制するとしています。
ハロウィーンに対応した警備は最大200人態勢で、27日から31日までの午後6時から翌朝まで行われます。
混雑が予想されますので、警察官の指示に従い、安全にハロウィーンを楽しんでください。