【うるう日】婚姻届が増える? デパートでは4年に1度のセール「悪天候」は本当? 福岡
2月29日は、4年に1度の「うるう日」です。北九州市のデパートでは、これに合わせたセールが行われたほか、福岡市の区役所では、この日に合わせて婚姻届を出すカップルもいました。
■従業員
「いらっしゃいませ。本日は4年に1度のうるう年でございます!うるう年の29の日です!」
北九州市小倉北区の小倉井筒屋で行われているのは、1日限りの「うるう年セール」です。
北九州市のブランド牛、小倉牛のロースステーキは、ふだんは1枚3500円ですが、きょうは2900円です。
限定5食のうなぎと佐賀牛の弁当も2900円で販売されています。
阿蘇カツや鶏めしのおにぎりは290円です。
29日の語呂合わせで「ふく」が来ますようにと企画されました。
■買い物客
「きょうはうるう年で4年に1度の割引セールって。うれしいですね、思いがけなくて。」
「サーロインステーキがうるう年で安くなっているので来ました。いいですね。」
■吉村史織フィールドキャスター
「きょう2月29日、うるう日を記念日として、婚姻届けを出される方はどれぐらいいるのでしょうか。」
■受け付けの人
「おめでとうございます。」
福岡市の博多区役所を訪れたのは、仕事関係で出会い、ともに長崎県出身で意気投合したという2人です。
うるう日の希少性にひかれて、2月29日に婚姻届を提出することにしました。
■婚姻届を出した谷山祐さん
「よくテレビとかで結婚記念日を忘れてケンカしている人たちを見る。リスクが4分の1かなと思って。」
結婚記念日のお祝いも「4年に一度」ということはないですよね。
■谷山さん
「2月28日か3月1日か、スケジュールが合う方でやります。4年に1回は絶対に海外行く。」
博多区役所には午後3時までに、このカップルを含む8組が婚姻届を出しました。
福岡市によりますと、前回、2020年の「うるう日」には58組が提出し、年平均の2.3倍だったということです。
一方、「うるう日」には天候が荒れるという話もあります。日本気象協会で、過去の天気を見せてもらいました。
■日本気象協会 九州支社・白石菜扇さん
「これを見ると、うるう日は確かに荒れた天気が多かったと言えるんですね。」
1992年以降、傘マークが付いていないのは2000年のみです。特に荒れたのは2012年でした。
■財津ひろみアナウンサー(2012年2月29日)
「午前10時、福岡市西区の福重の上を飛んでいます。日差しが出てきたのですが、街はまだ雪で真っ白です。」
この日は前日からの雨が雪に変わり、福岡市内でも3センチの積雪が観測されました。
■山本竜誠記者(ことし)
「4年に1度の2月29日、きょうもパラパラと雨が降っています。」
「大荒れ」とはならなかったものの、県内では広い範囲で雨が降りました。
■白石さん
「結論としては、たまたま、です。2月の後半は低気圧が九州付近をたびたび通っていくので、偏れば雨がうるう日に多いということになります。」
日本気象協会によりますと、この時期は季節の変わり目で大気の状態が不安定なため、天気が荒れやすく、寒暖差も激しいといいます。
4年に一度の「うるう日」、次の2028年は果たして?