「飲酒運転は犯罪だよ」母は訴える 高校生2人の命が奪われた事故からまもなく14年 福岡
飲酒運転の車にはねられ、高校生2人が死亡した事故からまもなく14年となります。息子の命を奪われた母が、飲酒運転の撲滅に向けた教育の大切さを訴えました。
福岡県粕屋町では4日、飲酒運転の撲滅を目指す大会が開かれ、警察官や高校生などおよそ500人が参加しました。
当時、高校1年だった山本寛大さんと皆越隼人さんは2011年、粕屋町で飲酒運転の車にはねられ死亡しました。2月9日で事故から14年となるのを前に、寛大さんの母、山本美也子さんが大会を企画しました。
美也子さんは、飲酒運転をなくすためには若い世代への教育が大事だと訴えました。
■山本美也子さん
「子どもたちを育てていくこと以外に、社会を変えることはできないと思っているので、若い世代の皆さんに飲酒運転は犯罪だよって(伝えていきたい)。」
大会には福岡市出身の歌手、川嶋あいさんも参加し「まずは大人が飲酒運転は絶対にダメと肝に銘じ、周りの人たちと共有していかないとけいない」と呼びかけました。