シーボルト来日200年を記念 福岡市で無料の企画展始まる 特別公開の作品も
鎖国中だった江戸時代の日本で長崎の出島に滞在し、西洋医学を広めたシーボルトの来日から200年を記念した企画展が福岡市で始まりました。
『シーボルトと近世の蘭学者たち』と題された企画展は、江戸時代末期の日本に最新の西洋医学を伝えたドイツ人医師・シーボルトの来日200周年を記念して開かれています。
シーボルトは、日本滞在中に知り得た日本風土や文化を書物にまとめ、世界に広めたことでも注目されています。
これまで公開されてこなかった、シーボルトが描いた約200年前の日本の姿をまとめた作品も展示されています。
■学芸研究員・鬼束芽依さん
「シーボルトが一生懸命ヨーロッパに伝えようとした、当時の日本のありのままの姿をぜひ、華麗な図版を通して、知ってもらいたい。」
企画展は入館無料で、福岡市早良区の西南学院大学博物館で12月18日(月)まで開かれています。