【新型コロナ】第11波に入ったとの見方 新たな変異株「KP.3」は感染力が強く症状は多岐に 国の支援終了で受診控えも 福岡
新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、福岡県医師会は感染者はさらに増え続けるとの懸念を示しました。感染力の強い新たな変異株も報告されていて、体調不良を感じたらまず、医療機関を受診してほしいと呼びかけています。
福岡県医師会は17日の定例会見で、新型コロナの感染者が6月から急増しているとして、第11波に入ったとの見方を示しました。
福岡県では7日までの1週間の定点把握で、新型コロナの新規感染者数は1医療機関あたり11.28人と、8週連続で増加しています。
新たな変異株「KP.3」については、これまで以上に感染力が強く、症状も多岐にわたるとの報告が上がってきているということです。
感染が急増する中、コロナの治療薬や入院費などへの国の支援が終了したことによる医療機関の「受診控え」も実際に起きているということです。
■福岡県医師会・瀬戸裕司 専務理事
「熱がある、のどは痛い、でも検査はいいです、お薬だけは欲しいですという人も非常に増えています。行く前の受診控えもあるし、行ってからの治療控え、治療の選択・検査の選択をするというのも聞いています。」
福岡県医師会は体調が悪いと感じたら自己判断をせずに、まずは医療機関を受診してほしいと呼びかけています。