「逃げるなと言われ頭にきた」おにぎりと酒を万引き→逃げる際に店長を数回刺した疑い

福岡市博多区の商業施設で29日、万引き後に逃走を図る際、店長の男性を刺しケガをさせた強盗致傷の疑いで58歳の男が逮捕された事件です。警察の調べに対し、男は「逃げるなと言われ頭にきた」と話していることが分かりました。

■山本竜誠記者
「フードをかぶっていて、表情をうかがうことができません。身柄が検察庁へと送られていきます。」

強盗致傷の疑いで31日、送検されたのは、福岡市博多区の無職、宮永政樹容疑者（58）です。

宮永容疑者は29日午後、福岡市博多区東那珂の商業施設で、おにぎり2個と酒を万引きした後、連れて行かれた事務所から逃走を図る際、店長の男性の太ももを折りたたみナイフで数回刺し、ケガをさせた疑いで現行犯逮捕されました。

その後の警察への取材で、宮永容疑者が「逃げるなと言われ頭にきて、ナイフを出して刺した」と話していることが分かりました。

宮永容疑者は容疑を認めていて、警察は万引きした動機についても調べています。