福岡の街で聞いた!あなたの『新語・流行語大賞』は? 2023年を彩る30語が発表
1年間を象徴することばを選ぶ『新語・流行語大賞』で、ノミネート30語が11月2日に発表されました。WBC=ワールド・ベースボール・クラシック関連に、お笑い芸人やアーティストの名前もあります。“コロナ禍”の転換点となったことを示すことばも選ばれています。
2023年という時代を彩ったこれらのことばについて、福岡の街の人はどう感じたのか取材しました。
2日に、福岡市・天神で聞きました。
■阿部まみキャスター
「印象に残っていることばはありますか?」
■30代
「WBC。」
■30代
「ヌートバー選手。グローバルだけれど、日本の国旗を背負って戦ってくれるというのは、バスケでもラグビーでも野球でも、というのがすごくうれしい。」
ことし3月に行われたWBCで、日本代表は劇的な優勝を果たしました。
アメリカとの決勝を前に大谷翔平選手が「憧れるのをやめよう」と鼓舞したことや、ラーズ・ヌートバー選手のコショウをひく『ペッパーミル・パフォーマンス』も話題になりました。
70代の3人組にも聞きました。
■70代
「5類になったということ。安心ですもん。」
「一番心配事やったもんね。」
将棋関連は記憶に新しいという人も多いのではないでしょうか。10月に偉業を成し遂げた藤井八冠が、北九州市で対局を行いました。将棋を“指す”のではなく、“観戦する”のが専門だという人を表す『観る将』といったことばもノミネートされました。
■20代
「藤井八冠を応援するという意味も込めて、藤井八冠が(大賞に)選ばれることを願いたいなと思います。」
藤井八冠が対局を行った、北九州市戸畑区の旧安川邸を訪ねました。
■訪れた人
「座ってみる?」
大座敷に将棋盤や座布団を置き、決戦の舞台を再現することで、人気のフォトスポットになっていました。
■70代(福岡市から)
「まさか、こんな状態とは知らなかったので、びっくりしました。うれしいです、すごく。身近に感じられてですね。」
来場客は、約2倍に増えたといいます。
■旧安川邸・渡辺亨 館長
「心から応援しています。ぜひ(藤井八冠が)流行語大賞を受賞されることを祈っております。」
国連の事務総長がことしの世界的な猛暑を表した『地球沸騰化』ということばも選ばれました。福岡でも、太宰府市ではことし8月、観測史上最高となる38.6℃を観測しました。
11月2日も太宰府市の最高気温は27.1℃と、11月の観測史上最も暑くなりました。
■20代
「きょうめっちゃ暑くて、11月なのに半袖でも過ごせる。」
また、観光復活が顕著だったことしですが、同時に弊害もありました。ノミネートされた『オーバーツーリズム』とは、観光地が受け入れきれないほど訪問客が押し寄せ、騒音や渋滞などが発生する問題です。
■阿部キャスター
「太宰府の参道近くのこちらの店、『大変迷惑です。ゴミはお持ち帰りください』と書かれています。」
■松露庵ベビーカステラ専門店 店員・長尾秋穂さん
「多い。(注意を)書いていても、(ゴミを)しれっと置いていくお客さんがいるので。」
近くに住むという男性にも話を聞きました。
■30代
「コンビニに人が多いので、並んでなかなか買えない。“爆買い”される人がいるので、それで並ぶ時間が長くなる。」
ことしを彩る30語、この中から選ばれる大賞の発表は12月1日です。