【今季最強寒波】気温は氷点下に 路面が凍結しスリップ事故相次ぎ死者も 福岡・佐賀
九州北部を今シーズン最強寒波が襲いました。
福岡・佐賀の各地で気温は氷点下まで下がり、路面が凍結し、その影響とみられる事故が相次ぎました。
佐賀県鳥栖市の県道では、凍結した路面でスリップしたとみられるトラックが、ガードレールをなぎ倒し、道路脇の斜面に転落しました。
北九州市門司区では、路面が凍結した坂道でスリップした車が脱輪し、その後、反対車線を走ってきたトラックも脱輪し、道路を塞ぐかたちとなりました。
■川崎直人記者
「トレーラーは中央分離帯を乗り越え、止まったままとなっています。」
北九州市門司区伊川で、スリップしたとみられるトレーラーが中央分離帯を乗り越え、対向車線にいた男性をはねました。はねられた男性は、その場で死亡が確認されました。
■板谷康司カメラマン
「佐賀市の佐賀大和インターです。長崎自動車道が通行止めになり閉鎖されています。」
高速道路は、九州道や大分道でも一時、通行止めになり、高速バスにも影響が出ました。
■吉村史織アナウンサー
「多くの高速バスが止まっているということで、券売機の画面を見 てみると、ほとんどの行き先にバツ 印がついていて、切符が買えない 状況です。」
■利用者
「いつも乗っているバスが出ていないのでけっこう困惑している。」
「受付の人にも聞いたけれど分からないと言われて。こっちも分からない感じ。」
西鉄の一部の路線バスで始発から運転を見合わせるなど、通勤・通学の足を直撃しました。
そうした影響を考慮し24日、入学試験が行われた福岡市立の高校2校では、試験の開始時刻を遅らせました。
暖かい冬から急転、福岡・佐賀の各地を襲った大雪で、生活に大きな影響が出ています。