【緊急要請】初代「門司駅」遺構の保存を求め イコモスがヘリテージ・アラート「北九州市が軽視していることに遺憾と失望」
北九州市の初代「門司駅」の遺構の保存を求め、ユネスコの諮問機関イコモスが「ヘリテージ・アラート」と呼ばれる緊急要請を行いました。
ヘリテージ・アラートは、イコモスから文部科学大臣、福岡県知事、北九州市長などに対して出されました。
初代「門司駅」の遺構について「近代門司誕生の地の再発見で、重要な歴史的価値を持つ」として「北九州市が軽視していることを深く遺憾に思うとともに失望しています」と表明しました。
北九州市は遺構を記録保存した後に取り壊し、複合公共施設を建設することを決めていて、8月から追加の発掘調査が始まっています。
イコモスは北九州市に対し、施設の建設を中断し、遺跡の保存について専門家と協議することなどを求めています。