【パリ五輪】メンバーのうち2人は県の「タレント発掘事業」出身 フェンシング女子サーブル団体が銅メダル 指導した教諭は 福岡
フェンシング女子サーブル団体は、3位決定戦で世界ランク1位、開催国のフランスを破り、この種目では初となるメダルを手にしました。メンバー4人のうち2人は、福岡県のアスリート育成プログラム「タレント発掘事業」の出身です。
福岡県大牟田市出身の髙嶋 理紗 選手(25)は怒とうの連続ポイントを重ね、勝利に貢献しました。
宗像市出身の福島 史帆実(しほみ)選手(29)は最年長としてチームを支えました。
この2人は、福岡県のアスリート育成プログラム「タレント発掘事業」の出身で、そこで2人を指導したのが、現在、古賀市の玄界高校フェンシング部で顧問を務める、野元伸一郎さんです。
「本当に出場するだけでうれしいんですけど、親心に近いような気持ちですが、まさかメダルを取ってくれるとは思っていなかったので、ありがとうという言葉、感謝しかない。」
教え子が成し遂げた快挙に、涙が止まらなかったということです。
福岡県の「タレント発掘事業」は、運動能力の高い子どもたちを見つけ、世界で活躍できるアスリートを育てようと、福岡県が2004年度から始めました。小学4年生から中学1年生までが選考の対象です。
選考会に合格すると、特別なプログラムを受講でき、さまざまな競技に挑戦して自分の可能性を生かせる競技を探します。これまでに473人が受講生となり、うち64人がオリンピックを含む国際大会に出場しています。
今回のパリ五輪には「タレント発掘事業」の出身者が8人出場しています。