車いすテニスパリパラ金の上地結衣選手が一日院長 飯塚市にゆかり「この地で強くなりたいと思った」 福岡
パリ・パラリンピック車いすテニス女子シングルとダブルスで金メダルを獲得した上地結衣選手が23日、福岡県飯塚市の病院で一日院長を務めました。
■中村安里アナウンサー
「皆さんがうちわを持って出迎えるなか、上地選手が到着しました。」
福岡県飯塚市の総合せき損センターの一日院長に就任したのは、パリ・パラリンピック車いすテニス女子シングルスとダブルスの金メダリスト、上地結衣選手(30)です。
総合せき損センターは脊髄を損傷した人の専門施設で、「患者を元気づけたい」と上地選手にオファーし実現しました。
白衣姿の上地選手は病棟を回り、声をかけたり金メダルを見せたりしていました。
■入院している人
「たまたま入院していて、一生の記念になりました。こんな間近でスター選手と会えるとは思っていなかったので、金メダルも見せていいだたいて感動しました。」
上地選手は、飯塚とのゆかりについても語りました。
■上地結衣選手(30)
「14歳の時に初めて、この飯塚の地にジャパンオープンの出場のために来た時には、パラリンピックに出ることが目標で、海外の選手をこの飯塚の地で見て、もっと強くなりたいと思った。」
上地選手は来年4月に飯塚市で開催される「飯塚国際車いすテニス大会」に出場する予定です。