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【規模を縮小…ホテルなどは誘致せず】JR福島駅前の再開発事業 新たな計画案 事業費550億円~580億円見込み

2024年5月29日 18:54
【規模を縮小…ホテルなどは誘致せず】JR福島駅前の再開発事業 新たな計画案 事業費550億円~580億円見込み
福島市の顔とも言える、JR福島駅前の再開発事業をめぐって、29日新たな計画案が示されました。

資材の高騰などで、当初予定していた案からは、規模を小さくする形で、計画では最大1500人程度が収容できるホールを単独で作る案が示され、身の丈にあった再開発を進めていくとしています。

資材の高騰などにより、計画の見直しが続いているJR福島駅東口の再開発事業。
事業計画をめぐって、29日、新たな案が市議会の全員協議会で示されました。

まず、当初大ホールとしていた、施設については、最大1500人程度が収容できる4階建てのホールを単独で作る案に変更し、規模は小さくなりますが音楽ライブなどを開催して街のにぎわいにつなげるとしています。
そして、ホールにつながる広場もあわせて作ることで、市民の憩いの場としても機能させる狙いです。

ホテルなどが入る予定だった民間エリアには、ホテルなどは誘致せず、オフィスなどが入る地上10階建てとなる計画で、あわせて福島の食文化が楽しめる、フードホールも作る予定です。

2022年の計画の認可時点で、492億円と試算された事業費は、工事費の高騰で、615億円に。
そこから、規模を縮小するなどして、事業費は550億円から580億円になると見込まれています。

2028年に完成し、開業は翌年の2029年を目指す方針で、今回の計画案に対し、福島市の木幡市長は「ホテル機能など、周辺と分担していく」と話しています。

一方、議員からは「民間側の負担が増えるのであれば、やめてしまったほうがいいのでは」という意見や「市の持ち分だけで250億が見込まれている。基本的なものが見えてこない中で進めていくのはいかがなものか」などの意見が出されました。

福島市は、この東口再開発の見直し案を6月3日に開会する市議会で説明することにしています。

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