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【1年を通して一定の温度で最適】おいしさの秘密は「天栄村の水」100年続くこだわりの豆腐・福島

2024年5月4日 7:00
【1年を通して一定の温度で最適】おいしさの秘密は「天栄村の水」100年続くこだわりの豆腐・福島
「道の駅羽鳥湖高原」で人気の商品、天栄村の水でつくる豆腐。

100年続くこだわりの豆腐作りに密着しました。

訪ねたのは、大正元年創業の老舗、亀屋食品。

仕込みの日は、朝から休みなく作業が続くといいます。

こだわりの豆腐を支えるのが、天栄村の水です。

豆腐作りには大量の水を使います。

亀屋食品では、地下からくみ上げた地下水を使っています。

村の面積の約8割を占める山林にしみ込んだ水が、地下層を通り、里にたどり着くまで年月をかけてろ過された水です。

この水は、素材の味を引き立てるだけでなく、1年を通して温度が一定なので、大豆をつけるのに最適だといいます。

蒸気で加熱した大豆をおからと豆乳に分けていきます。

材料の大豆にもこだわっていて、県内産の大豆があれば、県内産を極力使用しているといいます。

濃くて、甘くて、サラッとした豆乳で作るのは、これからの季節、冷奴にぴったりの寄せ豆腐です。

ここで豆乳を固めるため、天然のにがりを加えるのですが、この方法は一気に混ぜるために編み出した、3代目・猪越孝さんのオリジナルスタイル。

豆を洗い、浸し、煮て、冷やす、職人の技を支え、豆腐作りに欠かせない天栄村の水。

猪越さんは「天栄村の水を使った豆腐作りということで、天栄村でしかできない豆腐だと思う。昔ながらの製法を守りつつも、新商品にチャレンジしていきたい」と話していました。