「生活に寄り添う政治を…」石破内閣に期待することは?福島
臨時国会で自民党の石破茂総裁が第102代内閣総理大臣に指名され、新内閣が発足します。
自民党の政治とカネの問題や、私たちの暮らしを取り巻く課題がたくさんありますが、街の人たちは、新たな政権に何を期待するのでしょうか。
自身、5度目の総裁選を勝ち抜き、1日の臨時国会で内閣総理大臣に指名された自民党の石破茂総裁。
さっそく、内閣の発足に向け組閣に着手し、続々と新内閣の顔ぶれが総理大臣官邸に集まりました。
石破新総理は、皇居での閣僚らの認証を経て1日夜、新たな内閣を発足させます。
総裁に選出された後は日経平均株価が大きく下落し「石破ショック」と言われるほど市場も警戒を強めるなか…
食品や電気など身の回りの多くのものが、2024年1番の多さで値上がりし、家計を直撃しかねない状況に。
暮らしを取り巻く課題が山積するなか、街の人は新内閣に何を期待するのでしょうか。
街の人は(50代)※男性(宮城県)
「経済とか収入格差とか日本人が暮らしやすい社会を作ってもらいたいと思います。国民の生活に寄り添う政治を期待しています」
街の人は(40代)※女性(東京都)
「子育て支援がしっかりしていただけると、これからの未来のことなので。この子たちにいい日本、住める日本を作っていってほしい」
街の人は(20代・大学生)※女性2人(福島県)
「大学の学費も負担が結構大きいので、もう少し通いやすくできるよう支援があれば通いやすい人も多くなってくるのかな」
経済、収入といった暮らしに直結する問題や「子育て」にまつわる問題を解決して欲しいという声がある一方で…
街の人は(50代)※女性(青森県)
「(政治と金の問題は)きちんと説明していほしいと思う」
政治不信を招いた「政治と金」の問題にも説明を求めたいとする声もきかれました。
一方、こちらは震災と原発事故の被災地「浪江町」。
「新内閣」に対する被災地の本音は?
■80代女性(浪江町出身 楢葉町在住)
「国民のために思いやりのある政治をとってもらいたい。急に解散になって選挙もあるでしょ、だからよく考えます。若い人が戻って来て高齢者が安心して暮らせる政治がいいよね」
■70代女性(富岡町在住)
「もうちょっと野党が強くなってバランスとてくれるようになれば少しはいいのかもしれないけど。あんまり期待しなくなったね13年間の間にね」
震災・原発事故から13年半あまり。
少しずつ復興が進む一方で政治に対する期待が変わってしまった人がいるのも事実。
「新内閣」は、そうした人たちの思いに寄り添い、政治を前に進めることができるのでしょうか。