イランのミサイル攻撃は「失敗に終わり効果はなかった」米
イスラエルは1日、イランがイスラエルに向けてミサイルを発射したと発表しました。一方、アメリカ政府はイランによるイスラエルへの攻撃について「失敗に終わり効果はなかった」としています。
ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官は会見で、イランは200発近くのミサイルを発射したもののアメリカ軍の駆逐艦がイスラエル軍と連携し撃墜したと述べました。その上で現時点での評価としてイランの今回の攻撃は「失敗に終わり効果はなかった」としました。
サリバン氏はまた「今回の攻撃には厳しい結果が伴うことは明らかだ」と警告し、今後の対応についてイスラエルと協議する考えを示しました。
国防総省によりますと、今回の攻撃はイランが今年4月に行った攻撃のおよそ2倍の規模としています。
一方、国連のグテーレス事務総長は、声明で、「エスカレートする一方の中東での紛争拡大を非難する」と述べた上で、「絶対に停戦が必要だ」と訴えました。国連の安全保障理事会は2日に緊急会合を開き対応を協議する予定です。