中居正広さんの女性トラブルをめぐる一連の問題で、フジ・メディア・ホールディングスが23日午後、臨時取締役会を開催するのを前に、社外取締役を務める文化放送の斎藤清人社長が記者団の取材に応じ、「フジテレビがこのままでいいとは思っていない」などと強い危機感を示しました。

この問題をめぐっては、一部週刊誌でフジテレビ社員の関与が報じられたことなどから、先週、フジテレビが会見し、調査委員会の設置を発表しています。

ただ斎藤氏ら社外取締役は、第三者委員会を設置し、事実の解明を行うことなどを求めています。

こうした中、23日朝、記者団の取材に応じた斎藤氏は、「我々もフジテレビがこのままでいいとは思っていない。視聴者やスポンサーから信頼を回復して、健全な報道機関としてまた楽しい番組を供給したいという思いがある」などと強い危機感を示しました。

その上で、23日の臨時取締役会で、「第三者委員会の設置など、我々が要望した内容が話し合われるとよいと思っている」と語りました。