×

セブン&アイ ヨーカ堂売却で米ベインに優先交渉権

2025年2月22日 19:44
セブン&アイ ヨーカ堂売却で米ベインに優先交渉権

セブン&アイ・ホールディングスが、傘下のイトーヨーカ堂などの事業を束ねる中間持ち株会社の株式売却について、アメリカの投資ファンド「ベインキャピタル」に優先交渉権を与える見通しになったことがわかりました。

中間持ち株会社「ヨーク・ホールディングス」の株式売却をめぐっては、ベインキャピタルや、同じく米投資ファンドのKKRなど3社が一次入札を通過していました。

こうした中、関係者によりますと、セブン&アイは22日までに臨時の取締役会を開き、ベインキャピタルに優先交渉権を与える方針を決めたということです。今後、ベインキャピタルと、出資額に関する具体的な調整に入るとみられます。

ヨーク・ホールディングスは2024年10月に設立され、ヨーカ堂の他にも食品スーパーのヨークベニマルなどを抱えています。

セブン&アイは保有するヨーク・ホールディングスの株の過半を2026年2月までに売却して、持ち分法適用会社化する方針で、企業価値を高めるために、主力のコンビニ事業に注力する考えです。

最終更新日:2025年2月22日 20:07